マシンビジョンライティング株式会社
Machine Vision Lighting Inc.
 
照明とは何か?

マシンビジョン、画像処理システムにおいて、照明が大事だという人は多い。
しかし、「なぜ大事なのか」という問いに答えられる人は少ない。
また、従来の照明工学にこだわっている人たちも少なくない。

では、なぜ、従来の照明工学にこだわっていてはいけないのか。
それは、 マシンビジョン、画像処理システムにおける照明は、
物体を明るく照らす、いわゆる照明ではないからである。

確かに、マシンビジョンでも、照明は、物体に光を照射している。
しかし、単に物体を明るく照らし出すためではなく、
その照明は、画像から得たい情報を抽出する役割を担っている。

皆さんは、コンピュータで何でもできるように考えているかもしれないが、実はそうではない。
人間の視覚という機能は、目を通して得た映像情報から、様々なことを演繹的に考える機能である。
そして、この機能は、目や神経や、脳などを通して、
この三次元世界を越えたこころの世界、つまり精神的な世界でなされる機能である。
三次元の機能しか持たない、機械やロボット、コンピュータには、ものを考えることができないのである。
次に、そのことに気付かせてくれた言葉を紹介する。

「物理学は眼に入る光の特質を云々するが、
それから先の我々の感覚は、
光化学的な神経系における過程と心理的な反応との合成されたものである。
物理的現象と生理的過程との両者を含む色覚に関連していろいろと面白い現象があるが、
我々がものをみるという自然現象を完全に理解するには、
ふつうの意味における物理学の範囲を越えなければならない。」
—リチャード・P・ファインマン, 富山小太郎 訳, 
「ファインマン物理学 II 光・熱・波動」, 
p.116, 岩波書店, May 1968.
Physics characterizes the light that enters the eye, 
but after that, 
our sensations are the result of photochemical-neural processes and psychological responses.
  There are many interesting phenomena and physiological processes, 
and the full appreciation of natural phenomena, as we see them, 
must go beyond physics in the usual sense.

— Feynman et al., The Feynman lectures on physics, 
Vol.1, Chapter 35-1, Addison-Wesley, 1963

マシンビジョン、画像処理システムにおいては、
コンピュータはお決まりの画像変換しかしておらず、 実は、ものを見ているのは光そのものなのである。
つまり、そこでは、既に照明は物体を明るく照らす照明ではなく、
照明自身が視覚機能の役割を担って、ものを見ているのである。
だからこそ、マシンビジョン、画像処理市場においては、
新たな照明技術を駆使した「マシンビジョンライティング」が必要となるのである。
解説ビデオ「照明と物体の明るさ」についてLighting_2.htmlshapeimage_3_link_0