5月3〜5日、米国Bostonで開催されたVISION SHOWに海外初の出展をして参りました。

(VISION SHOW HPより)

手前味噌ですが、ブースに来られた方の反応は、概して目からうろこ、といった感じで、慌てて仲間を連れてくる人が何人もいました。

展示しているポスターは英国の硬貨で、硬貨表面の微小な3D情報がすべての点で正確にカラーグラデーションに変換されていることが分かります。
日本では6月に開催される画像センシング展で、展示いたしますので、ご興味のおありになる方はぜひご来場下さい。
私自身も、これまで苦労していた金属部品や光沢面を持つワークの撮像が、いとも簡単にできるので、これまでの苦労は一体何だったのだろうと思ってしまうほどです。

どういうわけか、日本の企業の方も多く来られ、アメリカでイイモノ見つけた−!といった感じの反応が見られました。
すでに、日本では昨年12月の国際画像機器展に出展しているのですが、今回は、英国の硬貨をパネルにして展示したのが目を引いたようです。

ほとんどの人が、 実際の 撮像実験をリアルタイムでお見せしても、レーザーの光切断で得られるようなデータを加工して、カラー画像を計算していると思われてしまいます。
何らかの手段で、物体表面の3D情報を取得して、それを計算して画像を作り出しているという風に理解されるわけです。
しかし、この3D情報が、照明の最新技術で実現していることを知ると、一様に驚きを隠せないようでした。
まだ、特許が公開されていないので、中味は見せられないというと、この反応は日本とは違い、当然だろうと頷く人が多かったのには、やはり契約の国だな、と思いました。