2017/09/30
・2017年9月7,8日、国の公的機関、千葉幕張の高度ポリテクセンターにて、セミナー「マシンビジョン画像処理システムにおける新しい照明技術~実践編~」が開催され、実践編だけあって密度の濃い講義と実習になりました。

実践編は、照明技術の本質部分の解説が中心なので、方法論だけ分かればそれでいいという方には、少々退屈かもしれない。
ただ、方法論を導き出すためには、光と物体との相互作用である光物性の本質部分を理解しておく必要がある。
なぜ、そうなるかが分からなければ、自分で方法論を導き出すことができないのである。
その部分を、どれだけ掴めるか、これが実践編の目標である。

そのためには、実習も自分で考えて、方法論を導き出すことに主眼をおいた構成となっている。
本質部分を理解した上で、それをもとに、「では、どうすればいいか」をじっくり考えてもらう。
さらに、「なぜ、そうなるか」を、自分でも考えた上で、さらに講義を進める、といった形式をとっている。

講義の中では、今話題のVISA照明について、その原理と撮像例について、理解を深めることが出来る。
以下、参加者の声を掲載して、報告としたい。
・偏光に関して、実践で役に立つ手法・理論を、更に深く教えて頂いた。
・セミナーを3日にして、もう少し実習と考察に時間が取れると理解が深まりやすい。
・より業務に近い形での実習が多く、非常に参考になりました。
・実習等で、実際にやってみて分かることが多かったです。
・ライティング技術の基礎的なところを、もう少し聞きたい。
・実習が多く、講義の内容を体験して学ぶことが出来たので良かった。ただ、基礎編と応用編を受けていなかったので、理解するのが難しいところもあった。
・明視野・暗視野などの基礎的なことを、良い深く知りたかった。
・原理がしれたこと、実証実験をできたことが良かった。
・基礎原理を理解できたことが良かった。
・今回のセミナーの基礎編や応用編を受けてみたい。
・実習が多く、講義の内容を経験値として学べた。
・基礎編、応用編を受講せずに来たため、理解するのに時間がかかり、やや速いと感じた。