2018/12/18

弊社展示ブースの様子:(ブースNo.57)

展示内容の詳細:

・今回の展示のハイライトは、V-ISA照明で1ショット撮像した画像を3Dの高低画像に変換したものです。
・展示ブースに向かって左側から、
① 放射状RGB多層照射立体角 : 使用済み硬貨を撮像し、3D高低画像に変換
② リング型単一照射立体角 : 分散直接光を放射する金属加工面を撮像
③ 同心円状RGB多層照射立体角 : 様々な金属表面等を撮像(写真では500円硬貨)
④ V-ISA照明の紹介ビデオ : 世界の画像処理業界に新風を吹き込む様子を紹介
・詳細説明は、以下の通りです。
① 放射状RGB多層照射立体角を使用すると、被写体面の傾きに対して、その傾き角と傾き方向の両方を、すべて異なるカラーグラデーションに変換可能なので、V-ISA照明を用い、1ショットで、金属面や光沢表面の詳細な3D情報を簡単に撮像することができる。
・バックボード中央に示したように、実際に、人間の理解しやすい3D高低画像に変換すると、極めて詳細な3D情報が、1ショットで撮像されていることが分かる。
・解像度は、撮像光学系に依存するが、数μ単位に達し、高さ方向の検出性能は数10nmに及ぶ、まさに驚異の解像度である。
② リング型単一照射立体角によって、分散直接光を放射する金属加工面を撮像を最適化することができる。すなわち、梨地面であっても光沢面であっても、その傾き面によって撮像される面の範囲を最適に設定することができるので、これまで極めて難しかった金属面や光沢面の外観検査を自由にカスタマイズすることが可能となる。
③ 同心円状RGB多層照射立体角を使用すると、様々な金属表面や光沢面を持つ被写体に対して、方向依存性なく、その面の傾きに対して任意のカラーグラデーションを設定することができ、レーザーなどのようにスキャンすることなく、何らの画像処理を用いることもなく、直接、検出したい角度を持つ面を、結像光学系で許される解像度まで、正確に抽出することが可能となる。
・講演:VISION Awardを受賞した照明技術



演題 :視覚機能としての照明設計の基礎とV-ISA可変照射立体角照明
講演ID :I-252
講演日時 :2018年12月6日 14:10〜15:00
講演会場 :展示会場内セミナールーム
●講演概要
・画像処理における、照明の位置づけが変わった。
・従来然とした照明技術に対し、光物性をベースにした「視覚機能としての照明技術」が適用されはじめている。
・それが、2年前の第22回VISION Award 第一位を受賞した照明技術である。
・最終選考に残ったディープラーニングや超高速3-Dイメージング技術を凌ぎ、照明技術が、世界で始めて総合第1位を受賞した。
・本講演では、この新しい照明設計の基礎と、その応用であるV-ISA照明の最適化設計について紹介した。
・特に、今回は、V-ISA照明の照射原理が明らかにされ、その撮像例に関しては、株式会社リンクス様のご協力を得、人間の理解しやすい3D高低画像に変換した画像は、多くの参加者に驚きをもって迎えられた。
以下、発表スライドを抜粋する。







