マシンビジョンライティング株式会社
Machine Vision Lighting Inc.
 
2022/10/20


本年で21年目となる、人気ロングランセミナー

「マシンビジョン画像処理システムのための新しい照明技術」
全5シリーズの今年2クール目の
〈 基礎編 〉講義
が、今回は、全国の各企業から、定員を大幅に超える参加を得て
 2022年  10/11(火),12(水)
 2022年  10/13(木),14(金) 
の2日間ずつ、
千葉の幕張にある、厚労省所管の高度ポリテクセンターで実施されました。

講師の自己紹介とマシンビジョンライティング概説
(2022年5月12日の講義から抜粋)

・今回の基礎編は、はじめて参加される方に加え、すでに応用編以降を受講された方もおられ、多くの質問を得て大変充実した講義となりました。



・基礎編は、主に物体に光を照射する照明系に関して、その基本的な考え方を示して、照明系の4つの最適化要素を学び、実習を通して「ああ、そうだったのか」という、照明設計における最初の姿勢を体得するのが目的です。



・基礎編での実習は、照明に対する考え方を根本から変えるのが目的なので、これを、よく、「目から、ウロコが落ちるようだ」といわれる方がおられますが、毎回、講師自身も目からウロコが落ちるような新鮮な思いで講義をさせて頂いています。



■以下、今回は2回分なので少し量は多くなりますが、受講生の声を漏れなくご紹介し、実施報告に代えさせて頂きます。
(青字:受講生、赤字:講師コメント)

(2022年10月11-12日 実施分)
・様々な疑問を、解決できた。 

・今まで、なんとなく選定していた照明の特色や見え方、原理が理解でき、大変役立った。 →いわゆるヒューマンビジョンのための従来型照明とは、その考え方が根本から異なることに気付かれたのだと思います。基礎編の目的は、ここにこそあるので、大変良かったですね。

・光学設計を担当しているが、これまで、照明に関しては考えてこなかった。今回、照明の重要性が非常によく分かった。今後の光学設計の参考になりそうである。 →素晴らしいですね。光学を学ばれた方も、広く光と物体との相互作用を見つめ、探求していくという観点では、目指すところは同じだと思いますので、今後共どうぞよろしくお願い致します。

・場面に応じたライティングの選択方法を、より深く知りたいです。 →基礎編では、光と物質の相互作用である光物性をベース、照明設定の基礎理論をお話ししましたが、本シリーズ全体で、マシンビジョンライティングの設計法について体得頂けるようになっていますので、ぜひ、応用編以降視覚機能編までの受講をお薦めします。 

・実習が多くて良かったです。 →やはり、自分でやってみると、理解度が深くなりますからね。

・照明の立体角と受光系の立体角との関係が気になりましたので、より深く知りたい。 →立体角要素に関しては、まずは応用編で実施しますので、応用編の受講を強くお薦めします。

・大変有意義なセミナーでした。ありがとうございます。マシンビジョン用の製品を開発しており、今後、機会があればご相談させてください。 →今回の受講特典をご利用頂ければ、お役に立てると思いますので、具体的な日付は後日で結構ですので、まずはエントリーをお薦めします。

・自分で手を動かすことで、理解が深まった。

・ライティングの基礎理論では、明視野・暗視野の違い、特色がわかり、大変役に立った。 →良かったです。明視野・暗視野は入り口でもあり、出口でもありますので、どうぞ悟後の修行を大切になさってください。

・基礎的な部分から講義して頂けたため、今まで何となく選んでいた照明の特色や考え方が理解でき、業務に活かせる点が良かった。 →本当に、良かったですね。今後共、どうぞよろしくお願い致します。

・照明技術の基礎を学ぶことができた。 

・ライティングの基礎理論で、物体光の重要性が分かり、大変役に立った。 →物体光の概念が把握できれば、どんどんいろんな課題が解決していくはずですよ。楽しみですね。

・RGBの実習が、大変役に立った。 →この理論は、その他の全ての光の変化要素に応用できる理論ですので、今後の発展が楽しみですね。

・偏光について、より深く知りたい。 →基礎編では、理論と現象を結びつけるのが精一杯なので、応用については、応用編以降の受講をお薦めします。

・ブリュースター角の実験の設定が難しかった。 →ご意見、どうもありがとうございます。少しでも簡単に設定できるよう、実験の設定方法をさらに工夫してみます。

・V-ISA照明以外であれば、スクラッチは同軸が最適でしょうか。 →それは、本講でもお話ししたように、まずは、スクラッチにおける光物性の変化が、光の4つの変化要素のどこに現れるか、ということから最適化設計を進めてゆくことになります。

・基礎理論のRGBとCMYの関係性が、大変役に立った。 →光源色と物体色の関係は、照射光と物体との相互作用を理解する上で、考え方としては大変大変役に立つので、良かったです。

・実習では、照射立体角と分散直接光の写り方の違いが、大変役に立った。 →素晴らしい!これは、応用編で本格的に深めていく箇所で、実は、ここをクリアしないと物体光の明るさを同定できません。同定できないということは、最適化もできないということなので、ぜひ、応用編以降の受講もお薦めします。

・波長シフトと振幅(分光)に起因する不良の見つけ方としては、両方とも反射スペクトルを調べるしかないのか、より深く知りたい。 →波長シフトは、応用編以降で具体的に扱いますが、仰るとおり物体光のスペクトル分布を解析することになりますが、その不良がどのような波長帯域で発生しているのかを、まず見定める必要があります。

・分散直接光の変化や、拡散板の有無による違いが、実験を通して理解できた。 →素晴らしい宝物を、手に入れられましたね!これも、V-ISA Methodの神髄ともいえる立体角要素の最適化設計につながる考え方なので、大切になさってください。

・V-ISA照明で細かい欠陥を観察するとき、カラーカメラは三板式の方が適切か? →一般的なご質問と理解し、ここでお答えしますが、解像度やダイナミックレンジという点では、明らかに有利です。しかし、三板式の欠点はダイクロイックミラー等で、観察光の帯域を分ける部分にあり、案件に拠ってはこれが仇する場合もございます。

・ライティング実習で、実機で確認できたことが、大変役に立った。

・金属面へのライティングに関して、より深く知りたい。 →金属面からは、一般的に直接光が返されますので、他の光沢面を持つ物体と同じく、V-ISA Methodが、その定量化に大きく効いてくることとなりますので、応用編以降、特に発展編、視覚機能編の受講をお薦めします。

・基礎理論で、直接光と散乱光の違いを認識することができ、大変役に立った。 →ここが、マシンビジョンライティングの入り口でもあり、出口でもあるので、今後、その認識を更に広く、深く、探求されることをお薦めします。


(2022年10月13-14日 実施分)
広く、深く身につけることができます。

・実習で、照明の色による見え方の違いが、大変役に立った。 →色は心理量ですが、そのことに気付くと、本当に目からウロコの気分ですよね。

・V-ISA照明について、より詳しく知ってみたいと思います。 →ぜひ、応用編以降の受講をお薦めします。このように意欲のある方が受講されていると、不思議ですが、講師も元気づけられます。

・基礎理論では、機械と人間で、認識できる光の情報が異なることが知れて良かったです。 →まさにパラダイムシフトをなされたのだと思います。おめでとうございます。

・ライティングの基礎理論を、しっかりと学ぶタイミングが取れて良かった。 → これも、ご縁ですね。今後共、どうぞよろしくお願い致します。

・原理に近い部分や偏光など、より深く知りたい。 → 本質に切り込むと言う観点では、実践編と視覚機能編がお薦めです。

・「〇〇編で」と言われてしまうと、質問しにくく感じました。しかし、例なども含めて説明してくださったので、理解しやすかったです。→ ご指摘、もっともですね。でも、許される範囲内で出来る限りのお答えをしたつもりなので、どうかご容赦ください。時間は、貴重ですね。

・偏光について、より深く知りたい。 → 当シリーズでは、偏光について一番詳しいのが基礎編で、これに続く各編では、どちらかというとその実現象の解析によって、理解を深めていくことになります。

・理論と実習のバランスも良く、わかりやすい。 → どうもありがとうございます。

・基礎理論で、光の三原色と色の三原色が、役に立った。 →色は心理量で、人間が物体認識をするための1つの尺度であるという観点に立つと、世界が異なって見えますよね。

・基礎理論で、三原色などの概念や、ライティング技術の幅広い知識が、役に立った。
・実践的なことを、効きたいと思った。 →良かったです。今後、この知識を単なる知識に終わらせることなく智慧に変えていく過程が、応用編以降の講義になりますので、ぜひご参加ください。

・とても専門的な知識が身につきました。本日は、ありがとうございました。 →こちらこそ、ありがとうございました。共に、頑張って参りましょう。

・基礎理論では、光の波長や当て方によって、なぜ見やすさが変わるのかが理解できた。 →良かったです。その理解を礎に、「では、どうすればよいか」ということを学んでゆかれることをお薦めします。

・基礎編とのことでしたが、少し難易度が高いように感じた。 →ご意見、どうもありがとうございます。どうしても、応用編以降の内容を予告編的に入れてしまうので、その部分の説明が不足して、そのようにお感じになった部分もあるのかもしれませんね。今後、気をつけます。でも、決して、それは、応用編以降の難易度が高い、ということではありませんので、ご安心ください。

・基礎編とのことでしたが、少し難易度が高いように感じた。 →ご意見、どうもありがとうございます。どうしても、応用編以降の内容を予告編的に入れてしまうので、その部分の説明が不足して、そのようにお感じになった部分もあるのかもしれませんね。今後、気をつけます。でも、決して、それは、応用編以降の難易度が高い、ということではありませんので、ご安心ください。

・基礎理論で、反射の法則が、役に立った。 →これは、直接光と散乱光に分けて考えるための原理的な部分でしょうか。どちらにしても、良かったです。

・応用例では、傷を浮き上がらせる、各種照明の使い方が、役に立った。 →これは、実習で、照射光の平行度に関する部分でしょうか。この現象を深めて、的確に利用出来るようにするのが応用編で学ぶ立体角要素で、さらにこれはV-ISA メソッドにつながる基礎技術となっています。

・反射の抑制方法について、より深く知りたい。 →これについては偏光の簡単な応用例として実習致しましたが、実は、更に奥が深い技術なので、抑制方法と言うよりは最適化設計ということで、視覚機能編までの各編毎に、少しずつ深めていくことになっています。

・良かった点:情熱溢れるセミナーで、楽しく受講できました。
・悪かった点:数式の話が多く、それは少し難解でした。 →どうもありがとうございます。更に精進し、全部が良くなるように、頑張ります。

・照明の置き方と検出した色との関係が、大変役に立った。 →光の4つの変化要素の内の振幅に関する分光分布の変化抽出、ということでしょうか。これは、中々おもしろい部分でもあり、他の変化要素を抽出する基礎部分でもあります。

・基礎理論の直接光(明視野)と散乱光(暗視野)が、役に立った。 →これが、自分のものとして自由自在に操れるようになると、免許皆伝です。

・偏光について、テキストを読むだけでは理解が難しい箇所の理解の誤りを修正できました。 →良かったですね。それは、新たな発見ですから、きっと次へつながっていく発見ですね。

・照明を当てる距離で見え方が変化する(平行度の変化)を体感できた点と、それがどうしてそのように見えるのか説明があった点が、役に立った。 →平行度は、照射立体角をどの程度にとるか、そしてどの程度、光軸を均一に揃えるか、つまりV-ISA Methodにつながる基礎理論ですから、これを実験を通じて体得しておくのは、極めて重要なことなのです。

・見たいものに対して、見たいものの特徴などから、明視野、暗視野、いずれで見れば良いか、当のアプローチ方法について、より深く知りたい。(実践編?) →そうですね、照明設計が自由にできるようになるには、要は本質を理解し、体得することに尽きますから、本質部分を深く理解する実践編はもちろんのこと、その手段としての応用編、発展編も重要ですし、そして、視覚機能編がもっとも本質部分の理解に重きを置いています。

・ライティング基礎理論の、照明と光の基礎知識が、大変役に立った。 →まさに、そのものズバリですね。どうもありがとうございます。


 これで、無事、今年度も全5回のシリーズの2クール目の
最初の講義を完了することができました。
ご賛同、ご協力いただいた受講生の皆様方に感謝するばかりです。
本年度の2クール目応用編以降も、楽しみにしております。

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弊社では、V-ISAメソッドをご理解いただいた上で
多くの方々にこれをご採用いただくため 

セミナー受講者の特別特典として

初回案件のみ、
V-ISA照明による味見実験を、
無料で提供させて頂いております。
今回受講の方々については、
こちらから、
10月末日までにエントリーをお願いします。


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